おねだり、ベタベタ絶対NG!ヘルプ席の暗黙ルールは知らなきゃヤバイ!

キャバクラのヘルプの暗黙のルールを守ろう

キャバクラのお仕事には「ヘルプ」という業務があります。ヘルプとは指名されている女の子キャストが、指名客の席から離れないといけない時などに、代わりのつなぎ役としてお客様に接客する業務の事です。
自分のお客様を持っていないキャバクラのお仕事を始めたての女の子は、このヘルプに入ることが多いと思います。ただの「つなぎ役」だからと甘く見ていたらそれは危険!ヘルプのルールやマナーを知っておかないと、周りのキャストやお客様、お店のスタッフからの信用を失ってしまいます。

お仕事を始める前に、知らなきゃやばい!ヘルプのルールをチェックしておきましょう。

ヘルプの暗黙のルール

ヘルプで席に着いた場合、先述したとおりそこにいるお客様はすでに別のキャストのお客様です。
何気ない行動が、キャスト同士のいざこざに発展してしまうこともあるので、しっかりヘルプの役割とルールを理解しておきましょう。

1.名刺、連絡先の交換はNG

ヘルプ席では連絡先・名刺交換はNG!

席に着いたらまず名刺…!と思いがちですが、それは指名キャストのいないフリーのお客様の場合だけ。ヘルプの席ではお客様に名刺を渡さないようにしましょう。もし渡してしまうとお客様を横取りしようとしているとみなされ、トラブルの原因になります。連絡先も同じでお客様に聞かれても断って下さい。
「浮気してるって〇〇ちゃん(指名キャスト)に言っちゃうよ」とか「お店に怒られちゃうからごめんね」などといって回避しましょう。どうしても断れなくて渡してしまった場合、指名キャストには内緒にするのではなく事前に報告しておいた方がいいでしょう。

もちろんベタベタすることもNG。キャバクラではボディタッチが必須じゃないの?と思うかもしれませんが、ヘルプの席ではNGです。指名キャストにずうずうしいと思われたり、お客様があなたに指名替えされてしまうのではと疑いや嫉妬の目を向けられることになります。

キャバクラの指名替えはお店のきまりとしてダメなの?

クラブでは「永久指名制度」といって一度お客様の決めた指名は変えることができないきまりがありますが、キャバクラはどうなのでしょうか。

キャバクラの場合、指名キャストのお客様がヘルプで入ったあなたのことを気に入り指名を変えたいとなった時、お店の決まりとしてそれを禁じているわけではありません。だからといって他のキャストの指名客を取ることは暗黙のルールとして許されないことです。
お店全体がギスギスしてしまいますし、指名キャストはあなたにヘルプを安心して任せることができなくなってしまいます。ヘルプは求められている業務をこなし、指名キャストを立ててこれからもお客様が指名し続けてくれるようサポートに徹しましょう。

あなたが今後成長して指名客が被ったとき、逆にほかのキャストにヘルプに入ってもらうことが増えてくると思います。その時に今までの行動がものをいいます。空気の読めるヘルプ業をしていた場合、ヘルプキャストは協力してくれますが、空気の読めない自分勝手なヘルプ業をしていた場合はそれがあだとなって帰ってくることになります。

2.ドリンクをおねだりしない

ヘルプ席でドリンクのおねだりはしない!

指名キャストが席を離れている間、お客様の心情は指名の女の子がいないのは面白くない、ヘルプの女の子にはお金を使いたくないというのが本音です。厚意でこころよくヘルプにドリンクを出してくれるお客様は「良客(りょうきゃく)」と言われていて当たり前の存在ではありませんし、おねだりなんてもってのほかです。

お客様は指名のキャストに会いに来ているので、ヘルプにあまりお金を使わせることのないようにしましょう。もしお客様がからドリンクを勧めてもらった場合は頂いてOKです。必ずお客様と指名キャストにお礼を忘れずに。席を立つ時はグラスを空にしましょう。

3.指名キャストの話題はなるべくしない

他のキャストの話は避ける

ヘルプの席で指名キャストのことをあまり話さないようにしましょう。指名キャストはあなたには本当のことを言っているかもしれませんが、お客様には話す内容を変えているかもしれません。キャバ嬢によってはお客様ごとに設定を変えている場合もありますし、迂闊に何でも情報を話してしまうのはかなり危険です。

個人情報の事

指名キャストのいない間に、彼氏の有無、お昼の仕事などなど個人情報を聞き出そうとしてくる男性もいるので注意しましょう。
例えば、「〇〇ちゃん(指名キャスト)って彼氏と最近うまくいってるの?」という質問に、あなたが(あ、このお客様は〇〇ちゃんに彼氏がいるって知ってるんだ)と思い、「うん、仲良くしてるみたいだよ~」と答えたとしましょう。
でもこれはカマかけの可能性もあるんです。お客様は(やっぱり嘘ついてたんだ…もう〇〇ちゃんを指名するのやめよう…)なんて思ってしまうかもしれません。

プライベートのこと

例えば昨日あなたが指名キャストのAちゃんと遊んだとしましょう。でもむやみにその出来事を話すのはちょっと待ってください。もしかしたらAちゃんは昨日お客様に誘われていたけど、実家でどうしても抜けられない用事があるといって断っていたかもしれません。どんな嘘をお客様についているかわからないので、できるだけキャストの話題をしない方が無難です。

指名キャストをけなす発言

指名キャストを下げるような発言にも要注意してくださいね。キャバ嬢は演技してなんぼ。プライベートと仕事でキャラを使い分けている場合もあります。

4.テーブルはいつもきれいに

ヘルプの席に着いた時も、テーブルの水滴やごみ、グラスの水滴、灰皿の交換などテーブルの上はいつもきれいにしておきましょう。また指名キャストと2対2で接客するときは、ヘルプが優先してテーブルの整理整頓をしましょう。

ヘルプのメリット

キャバクラのヘルプは大変そうだなぁと思いますよね。実際大変なことも多いのですがメリットももちろんあります。

他のキャストやボーイから信頼が上がる

先ほども少し触れましたが、きちんとヘルプをこなしておけば、自分がヘルプに入ってもらう際にきちんとしたヘルプ業をしてもらえるようになります。ヘルプの子の空気の読めるフォローってすごく助かります。

お客様からの信頼も上がる

ヘルプをうまくこなしていると「ヘルプはあの子にお願いしたい」と指名をもらえることもあります。また、キャストさんが「〇〇ちゃんもいっしょに飲みたいんだけどついていい?」と言ってくれるケースも多々あります。こんなお声がかかるという事はお客様や指名キャストから信頼されている証拠。今後、お客様のお連れ様を紹介してもらえる可能性大です。

お客様を紹介してもらえる

女の子が辞める時に、指名のお客様を引き継げるよう紹介してくれることがあります。目当ての女の子が辞めてしまったので、お店に来なくなってしまう方もいますが、引き続きお店に通ってくれるお客様は多いので指名客が増えるチャンスです。

ヘルプ業をマスターすれば接客や断り方のスキルがアップする事間違いなし!指名キャストさんも喜んでくれれば喜びもひとしおです!

誰もが通るヘルプの道、頑張ってくださいね!

まとめ

キャバクラ初心者の女の子にとってヘルプ業が少し不安になってしまうような記事でしたが、基本的なマナーやルールができていれば大丈夫です。誰でも失敗はつきもの!もし指名のキャストを怒らせてしまったかな?さっきの発言ってまずかったかな…?そう思えば誠意を込めて謝ったり、わからないことはすぐに聞くことが大事です。お店のメンバーに直接聞きづらいことがあれば、キャバセレクションのスタッフまでご相談ください!