お店の女性は年齢層は高めで、知性的で落ち着いた雰囲気の女性が多く在籍しています。ただ、“高級感がある”というだけでは高級キャバクラやニュークラブと同じですよね。クラブはキャバクラと大きく違う点がいくつかあるんです。例えば料金システム。キャバクラでは60分〇〇〇円というところ、クラブでは1席〇〇〇円というように時間制限がありません。その他にも指名のシステムやお給料システムも全く違います。出勤しない日でも担当のお客様の来店があれば売上げが上がるのはクラブのお給料システムならでは。高級感があって落ち着いた雰囲気だという理由だけでクラブでアルバイトする前に、クラブの特徴を少しだけ予習しておきましょう。
- お客様との会話
- ドリンクづくり
- タバコの火付け、灰皿交換
基本的なお仕事内容はキャバクラとかわりません。
①売上ホステスの場合
クラブとキャバクラの大きな違いは、クラブが「永久指名制度」という点です。お客様が一度指名をした女の子は担当ホステスとなり、別の女の子に指名を変えることはできません。さらに、そのお客様のお連れ様が来店された場合も、必然的にその女の子が担当ホステスになります。そして驚きのポイントがもうひとつ。お店を休んだ時に担当のお客様がお店に来た場合、なんと売り上げはその担当ホステスにつきます。その代わりお給料は「完全歩合制」で、売り上げれば売り上げるほどお給料は増えますが、逆に売上がゼロだった日はお給料もゼロになります。大体小計の50％前後が入ってきます。
②ヘルプホステスの場合
未経験の女の子や自分のお客様を持っていない女の子はヘルプで働く事になります。その名のとおり担当ホステスさんが他のお客様の相手をしていたり、お店を休んでいるときに代わりに接客をします。担当ホステスさんのお客様なので売上は担当ホステスさんにつきます。そのためヘルプの女の子のお給料は日給制になっています。「容姿」や「週にどれだけ出勤できるか」などで日給が前後しますが、相場としては普通のクラブで日給15,000円～、高級クラブで日給25,000円～です。
バック
日給とは別に発生するインセンティブ（報酬）の事で、自分のお客様が入れてくれたボトル代や同伴をした際にお給料として何パーセントが入ってきます。
お店によってバックの有無はそれぞれですが、一般的なバックの種類を見ていきましょう。
①指名バック
指名1本につき発生するバックです。自分のお客様をもつ売掛のホステスさんだと、そのお客様のお連れ様も必然と指名客になります。
いろんな人をお店に連れてきてくれるお客様を持つとお給料もかなり増えますし、ヘルプのホステスにもお客様を回すことができます。
②同伴バック
同伴とは、お客様と食事などに出かけて一緒にお店に出勤する事です。お客様ひとりにつき2,500円～5,000円くらいのバックが入ります。お店によってはバックがなく、同伴賞（大体、月に8回以上の同伴で表彰されます）がもらえる所もあります。
③ボトルバック
お客様が入れたボトル料金の何パーセントかがお給料として入ってきます。クラブともなると入れているボトルも3万円以上のものが普通です。ボトルを入れてもらえると、バックも高額になってきます。
クラブアルバイトのいいところは、自分の担当のお客様の飲み代などは全部自分の売上げになることです。クラブは敷居の高いお店なので、接客マナーも身につきます。
またヘルプの女の子は売上ホステスにとても重宝されます。タクシー代やドレス代などの面倒をみてくれるほか、同伴してくれるお客様を紹介してもらえることも。また担当ホステスさんがお店を引退する際には、お客様をそのままもらえるのもメリットです。
クラブにはキャバクラなどにはない独自のルールがいくつかあります。
永久指名制（係り）
一度お客様が指名した女の子は変更することのできないシステムです。その為、お客様を持っていない女の子は担当ホステスのヘルプとして働く事になります。
ママがいる
クラブにはママというお店を取り仕切っている女性がいます。お店の雰囲気をまとめたり、接客マナーなどを教えてくれます。夜の世界が長くいろんな世界を見ていて経験豊富。話も上手いのでママ目当てのお客様も多いです。
会員制
一見さんお断りのお店が多く、会員様の紹介がないと利用する事ができません。そのため、お客様層は40代～50代が最も多く、落ち着いてクラブの接客を学ぶ事ができます。
敷居が高いと思われがちなクラブの
アルバイトですが、しっかりとした接客を学べるのはクラブならでは。
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