どの給与体系がいいの?キャバクラのお給料システムの メリット・デメリット

キャバクラのお給料システム

体験入店では席での作法やルールなどを覚えるのに必死で、お店のお給料システムやどうやったら時給がアップできるのかいまいちわかっていないというキャバクラ初心者さんは多いのではないでしょうか?
また、何種類かあるお給料システムの中で、自分に合うものはなんだろう…と悩まれている方もいるのでは?
今回の記事では、キャバクラのお給料システムについて詳しく解説いたします。

本指名と場内指名というワードがよく出てくるので、知らないという方はまずこちらの記事をチェックしてくださいね。

キャバクラのお給料手取りは?

キャバクラのお給料は「時給+各種バック-(雑費・送り代・所得税)」が手取りになります。

※雑費=消耗品代(ティッシュ、ヘアスプレー、グラスなど)500円~1,000円
※送り代=距離によって金額は変わりますが1回500円~1,000円
※所得税=国に支払う税金。お給料の10%

キャバクラの時給システム3種

キャバクラの時給は普通のアルバイトとは違い、女の子の成績によって変動します。

①ポイントスライド制

本指名、場内指名、同伴、延長などにポイントが設定されており、そのポイントの合計数によって時給が決まるシステムです。多くのキャバクラ店でこのお給料システムが取り入れられています。
ポイント合計の締めは1か月のお店や、月に2回あるお店など様々です。

例】本指名(1時間ごと)=1P、場内指名=0.5P、同伴=2Pで設定しているお店の場合

0~9P獲得で時給2,500円
10~19P獲得で時給3,00円
20~29P獲得で時給3,500円



というように、ポイントを獲得すればするほど時給が上がります。

ポイントスライド制の稼ぐコツ

ポイントスライド制は「指名」をどれだけ多く取れるかなので、「お客様数」がカギとなってきます。お客様がお店で使った金額=「売上」はあまり関係ありません。なので、ボトルを下ろすなどで一度に大金を使ってもらうよりも、同伴や指名、延長が多く、頻繁にお店に来てくれるお客様が多い方がキャバ嬢にとってうれしいお客様です。売上より指名を多くとれるという女の子に向いています。

ポイントスライド制のメリットデメリット

メリット

「お客様にたくさんお金を使ってもらわなきゃ」というプレッシャーがないので、キャバクラのお仕事が初めての方や、学生さん、昼職と掛け持ちしているという方が働きやすい点がメリットです。

デメリット

お金をたくさん使ってくれるお客様がいても、時給には反映されませんし、基本的に売上バックはありません。1ヶ月にとれる指名数には限界があるので、今月はフィーバーしてめちゃくちゃ稼げた!というような劇的な稼ぎ方はしにくい点がデメリットです。

②売上スライド制

本指名の売上金額によって時給が変動するお給料システムです。売上を上げれば上げるほど稼げます。

例】本指名の売り上げが

0万~4.9万円で時給2,500円
5万~9.9万円で時給3,000円
10万~14.9万円で時給3,500円



というように額によって時給が上がっていきます。

売上スライド制の稼ぐコツ

売上によって時給が変わってくるので、お客様の数よりも一度の来店でたくさんお金を使ってくれるお客様を掴むことがカギです。すでに自分のお客様を持っていて、売上を上げることのできるキャバ嬢さんに向いています。

売上スライド制のメリットデメリット

メリット

お客様が少ないキャバ嬢でもお金をたくさん使ってくれる太客(ふときゃく)を掴んでいれば高時給になるシステムという点がメリットです。ポイントスライド制は稼ぎに限界がありましたが、売上スライド制は限界がないので劇的に稼げるチャンスを秘めています。

デメリット

指名のお客様が大金を使わない細客(ほそきゃく)が多いと高時給が見込めない点です。またお金を使ってもらう接客はスキルがいるので、ある程度経験を積む必要があります。

③給率制

本指名が使ったお金=売上とキャストの給料支給予定額を比べて、その割合によって時給が変動するシステムです。
計算式は「給料支給予定額(時給×働いた時間)÷売上×100」で給率が100%より下だと、自分のお給料以上に売上ているので黒字キャストになります。

例】
給料支給予定額:3,500(時給)×80(働いた時間)=280,000円
1ヶ月の売上:300,000円
280,000円÷300,000円=約93%となり黒字

だいだい給率が80%が基準になっていて、80%以下の場合は時給があがったり、バック単価が上がったりします。給率が70%~50%だと優秀とみなされ好待遇になるチャンスです。

逆に100%を超えると、売上以上のお給料をもらっていることになるので赤字キャストになり、バックがつかなかったり時給が下がったりするなどのペナルティーが課せられます。

例】
給料支給予定額:3,500(時給)×80(働いた時間)=280,000円
1ヶ月の売上:250,000円
280,000円÷300,000円=約112%となり赤字

稼ぐコツ

キャバ嬢を本業とする方にお勧めのシステムで自分のお給料は自分で稼ぐというスタイルなので、本指名の方にしっかりと来店いただき安定して売上を上げること稼ぐコツです。

給率制のメリットデメリット

メリット

ポイントスライド制と違い売上のバックも付くので時給以外でも稼ぐことができます。

デメリット

指名客の売上が求められるので、キャバ嬢初心者さんには難しく、減給やペナルティーが課せられてしまいます。

バック

時給とは別に発生する報酬で、バックの種類はお店によってさまざまです。ここでは代表的なバックを上げています。

指名バック

  • 同伴バックの目安…2,000~5,000円
  • 本指名バックの目安…500~1,500円
  • 場内指名バックの目安…お店で設定している本指名バックの半分くらい。場内指名バックはないお店もあります。

ボトルバック

本指名のお客様が下ろしてくれたボトル(ワインやシャンパンなど)の10%~15%がバックの目安です。

売上バック

本指名のお客様の売上に対して数%がバックで入ります。

ドリンクバック

ドリンクバックを取り入れているお店は関西では安い大衆店(安キャバ)ぐらいで、ドリンクバックは無いというお店もあります。ドリンク1杯約1,000円につき200円くらいになります。

時給は発生しない「完全売上制」

時給の設定がなく、本指名のお客様が使ったお金の40%~60%がお給料になるシステムもあります。
太客を持っていてナンバー入りするようなキャバ嬢さんにとって一番稼げるお給料形態です。女の子の取り分が他の給料システムに比べて高く、女の子とお店で50:50の折半が平均です。基本的にはキャバクラ、ラウンジ、ミニクラブ、クラブの高級店で採用されているシステムです。

完全売上制の稼ぐコツ

がっつり稼ぐかは自分次第。専業のキャバ嬢さんにお勧めで、ナンバー入りしてたくさん稼いでいるキャバ嬢さんは週6で働き顧客管理も怠りません。大金を使って下さるお客様を多くつかみ、時給は発生しないので必要最低限の勤務時間で売上をあげましょう。

完全売上制のメリットデメリット

メリット

売上の取り分がほかのお給料システムに比べて高く、稼ぎも明確にわかります。売上れば売上るだけ稼げるので、太客の多いキャバ嬢さんにお勧めです。

デメリット

時給発生せず本指名の売上で稼ぐので、お客様からの売上がなかった場合お給料もゼロになります。

初心者さんでも安心の「保障時給」って?

未経験者、経験者問わずそのお店に新しく入店した際は「保障時給」を設定してもらえます。
保障時給とはたとえ指名や売上がゼロでも、時給が変動せず最低限の時給を保証してくれるという制度です。

入店したばかりの頃はお店の雰囲気や接客のコツを掴むのに時間がかかりますし、経験者であっても本指名のお客様をすぐに呼ぶのは難しいものです。

時給を保障してくれる期間はお店によって様々ですが、ほとんどが1ヶ月~2ヶ月です。
保障してくれる最低時給額の設定は女の子のレベルによりますが、体験入店時に場内指名を取ることができたり、お客様をすでに持っている女の子は本指名としてお店に呼ぶことができると、高い保障時給を設定してもらえる可能性が上がります。
「この子は2か月後、〇〇ポイントくらいとれるようになるから、保障時給は3,500円に設定しよう」と、その子に期待を込めて設定されます。

なので初めが肝心。
見た目の良さはもちろん、清潔感がある、スタイルがいい、挨拶や笑顔が自然とできる、終電後も働ける、出勤が多い、週末に出勤できる、お客様を持っている、入店の意欲があるなどのプラスになる要素が多いと高い保障時給が見込めます。

まとめ

自分に合ったお給料システムなのか、時給はアップしやすそうなのか、しっかりチェックしながらお店を探しましょう。
ナイトワークの求人サポート専門のキャバセレクションではあなたに合ったお店探しのお手伝いをさせていただきます。この記事だけではお給料についてよくわからなかったという方には、口頭で分かりやすくご説明します♪またキャバセレクションのメリットで保障時給の延長ができる場合もありますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。