未経験者は見なきゃ損!キャバクラの基本マナーを覚えよう

キャバクラの基本ルール&マナー

どんなお仕事にもルールやマナーが存在します。キャバクラのお仕事は一般的なテーブルマナーや接待マナーとは少し違う点もあるので、初日に失敗してしまわないようこの記事で予習しておきましょう!

基本のあいさつ

お客様のテーブルにはお店のボーイさん(別名:黒服)が案内してくれます。席に着く前には必ず挨拶をしましょう。だらーっと挨拶をしながら隣に座るのではなく、しっかり立ち止まってお辞儀をすることが大事です。
指名で来ていただいたお客様には会いに来てくれた事への感謝を伝えましょう。「1ヶ月ぶりだね」とか「出張続きだったんですよね?お疲れ様です。」などなど個人的な内容を一言加えて、“あなたのことちゃんと覚えてますよ”アピールをすると好感度大です。

名刺

キャバクラの名刺マナー

フリーでご来店されたお客様には名刺をお渡ししましょう。お渡しする際には必ず両手で渡してください。
キャバクラは1回の来店でお客様は2,3人の女の子と挨拶を交わします。お酒も入っていますし最初の挨拶だけでは正直名前は覚えてもらえません。名刺を始めに渡しておけば、お客様も手元で女の子の名前が確認できるので「この子名前なんだっけ…」と思われずに済みます。
名刺はお店に入店したての場合、お店が用意してくれる場合もありますが、売れるキャバ嬢を目指しているなら名刺もこだわりを持ったほうがいいでしょう。ピンキリですがビジネスで使うようなただの四角い名刺ではなく、型抜きや箔押し、パールやホログラムなどなど色々な加工を加えることが可能です。

名刺を渡す際の注意点

名刺を渡していいのはフリーで来られたお客様だけです。お客様を横取りしようとしていると思われるので、指名の女の子がいるお客様に名刺を渡さないようにしましょう。

お客様から名刺を頂いた際には、手元に置き名刺から会話を広げましょう。
頂いた名刺はポーチなどに直接入れず、必ず名刺入れに入れましょう。

立ち振る舞いのマナー

座り方

お客様に背を向けたり、正面を向くのではなくお客様の方へ体ごと斜めに向けて座りましょう。お客様の膝に軽く触れるくらいがベストです。ただしヘルプの時はお客様に触れすぎてはいけません。
背もたれに背中はつけずに足はしっかりと閉じ、ミニドレスを着ている場合は下着が見えないようにハンカチで隠しましょう。男性のお客様は丸見えの足元より、隠された太ももに魅力を感じるそうですよ。

手を伸ばす際

女の子同士でドリンクの受け渡しをする際は、必ずお客様の後ろ側でしましょう。お客様の目の前に手を伸ばしたりすることはよくありません。灰皿やおしぼりを取りたいときも同じです。どうしても前に手を伸ばさないといけないときは「前を失礼します」など一言いいましょう。

お酒のマナー

キャバクラのお酒のルール

キャバクラのお仕事ではお酒のマナーが必須です。お客様のお酒が空になる前にお酒を注いだり、好みの割りかたを覚えていたりとちょっとしたことが重要です。未経験の方には入店前に作法やお酒の作り方などレクチャーがあるので、わからないことは何でも聞いておきましょう。

1.ボトルのラベルは常にお客様のほうへ

ボトルをテーブルに置く際は、ラベルがお客様の方を向いているようにしましょう。グラスへ注ぐ際はラベルには上向きになるように持ちます。この時手でラベルを隠さないようにしましょう。片手は瓶の上、もう片方の手はそこに添えて注ぐことで上品に注ぐことができます。

2.乾杯のルール

お客様と乾杯するときは、お客様のグラスより低い位置にあてましょう。これはキャバクラに限らず、目上の人にはそうすることがマナーです。

3.ハウスボトルは飲まない

キャバクラのセットに含まれるお酒はお客様は飲み放題ですが、キャバ嬢は飲んではいけません。キャバ嬢の飲み物はお客様に注文していただければ飲むことができます。

4.ヘルプ時のお酒のおねだりはNG

ヘルプとは、指名の女の子がほかのお客様に呼ばれたなどで席を外している際に、その女の子が返ってくるまでお客様の相手をすること。
男性のお客様の心理として、指名の女の子にしかお金を使いたくないもの。ヘルプの女の子にお金は使いたくないなぁというのが本音です。
厚意でヘルプの女の子にもドリンクを出してくれますお客様もいらっしゃいますが、こちらからのおねだりは禁物!指名の女の子としてもヘルプにお金を使うなら自分に使ってほしいという考えなので、トラブルの元になってしまいます。

5.グラスの水滴はハンカチで拭く

グラスの水滴はこまめに拭く

時間がたつとつくグラスの水滴はこまめにハンカチで拭いてあげましょう。間違ってもおしぼりで拭かないようにしましょうね。ハンカチはキャバ嬢の必須の持ち物なので用意しておきましょう。

6.席を立つ際はグラスを空にする

せっかくいただいたドリンクを残したまま席を移動しないようにしましょう。きちんと飲み干して、ご馳走様を忘れずに。

たばこ・灰皿のマナー

キャバクラでのタバコのマナー

お客様がたばこを吸おうとしているときは、キャバ嬢が火をつけてあげます。ライターはキャバ嬢必須のアイテムです。ライターの種類やデザインについては別記事で書いたのでよければ見てくださいね。

ライターで火をつける時の注意点

点火するときはお客様の顔の前ではなく、自分の前でつけましょう。火を出したらもう片方の手で消えないように覆いながらタバコの先まで近づけます。

マッチで火をつけるときの注意点

マッチは箱の側面のヤスリ部分にこすって火をつけます。必ず自分の方に引くようにこすりましょう。マッチの火は消えやすいので手で覆いながら煙草の先まで近づけます。火を消すときは火種が飛んで服が焦げたりする可能性もあるので振って消すのは厳禁!お客様のいない方に向けて軽く息を吹きかけて消しましょう。そのあとは煙が出るのでテーブルの下などで煙が収まるのを待ちましょう。

灰皿の交換

灰皿に2本ほど吸い殻があれば交換しましょう。(お店で本数が決まっている場合はそのルールに従ってください。)灰が飛ばないように、予備で置いておる灰皿を上に重ねてテーブルの端に置き、新しい灰皿を用意します。お酒作りやトークに集中しているうちにタバコの吸い殻で灰皿がいっぱいに…!なんてことにならないように、小まめにチェックしておきましょう。

接客中の喫煙

キャバ嬢が接客中にタバコを吸っていいかはお店によって様々です。お客様の前では絶対NGなお店や、お客様がOKしてくれれば吸っていいお店などがあります。ただし、お客様が喫煙者でない場合、キャバ嬢の「タバコ吸ってもいいですか?」の質問に気を遣って了承してくれている場合がほとんどです。最近は嫌煙家の方も多く、普段タバコを吸わない人にとってタバコのにおいはとても不快です。お客様が吸っていない状況でキャバ嬢がタバコを吸うのはあまりよくありません。
また、タバコを吸った後のエチケットはしっかりしましょう。口臭や髪の毛・ドレスについた臭いはできる限りなくしましょう。

おしぼりのマナー

接客中

いつもきれいにたたんでおきましょう。三角折りなどお店によって折り方があったりするので素早くできるように先輩たちの動きもチェックしてみるといいですよ。

トイレ

お客様がトイレに立った時はおしぼりを持ってドアの前でお待ちします。トイレには手を拭く紙もあるし、正直何の意味があるの?と思うかもしれませんが、実はこの「トイレ前でお出迎え」はけっこう重要な役割を担っています。
なぜならトイレのタイミングでお客様が帰ってしまうのを避けるため。酔っぱらっていてもトイレに入ると我に返って冷静になったり、酔いがさめたという経験はありませんか?
明日の仕事の事、お金のこと、家で待っている家族のことなどふと考えてしまう場所なんです。トイレから出て席に戻る間にもうお客様は「帰るモード」に。そこでできるだけ早く女の子がおしぼりを渡せば、現実世界に戻ってしまうのを引き留めることができます。

会話のマナー

キャバクラの会話内容には気を付ける

キャバクラでは好きなことを楽しく話しているというイメージがあるかもしれませんが、細心の注意が必要です。

お仕事の話は聞かない

お客様から話を振られたとき以外は極力話題にしないようにしましょう。仕事のことを忘れて飲みに来ている方など仕事の話をしたくないという方も多いからです。

ほかのスタッフやキャストの悪口や個人情報を言わない

悪口を言っている女性に魅力は感じられません。ましてやお店やキャストなどの悪口をいうなんてもってのほか。そのお店に来ているお客様にも失礼です。
また、ほかのキャストのプライベートや個人情報も言わないようにしましょう。本名や彼氏の有無、本業、家族構成などあなたには本当のことを話しているかもしれませんが、お客様にはそれぞれ設定して話しているかもしれません。

テーブル移動時

指名がかぶってしまい、どうしてもほかの席に移動しないといけないことがあります。あなたが席を外している間はヘルプの女の子が代わりに接客してくれますが、あなたが抜けている間も時間は過ぎますし、指名料を払ってまであなたといたいと思っているのでお客様はいい気分にはならないでしょう。

「本当はもっとあなたといたいんだけどな…」などと言って、あなたがお客様の中で一番特別だという事を示しておきましょう。
ヘルプの女の子にお客様を取られないように、「浮気しちゃだめだよ~」とくぎを刺しておくのもいいかもしれません。席を立つときは頂いたお酒は必ず空にしてから離れましょう。ヘルプの女の子にも代わりに接客してくれたお礼を忘れずに。

まとめ

いかがでしたか?お店によってもっと細かいルールがあったりするかもしれませんが、基本的なマナーは知っておいて損はないと思います。キャバクラに来られるお客様にとって基本的な作法は出来て当たり前。プラスでちょっとした気遣いやサービスができる女性がキャバ嬢として売れるポイントです。少しでも早く基本的なマナーをスマートにこなせるようになりましょうね♪
お店のスタッフやキャストに聞きにくいなという質問・疑問には、キャバセレクションのスタッフがお答えします。お気軽にお問い合わせくださいませ♪